食事と考え方の修正でガンを治す(EKさん)2016.9

食事と考え方の修正でガンを治す

 

    入室の動機

2016年12月に右乳房に乳ガンの診断を受けました。深い絶望感、恐怖心と闘いながら治癒の方法を必死に探しました。

そのとき思い出したのが手元にあった恭子先生の本でした。10年ほど前、マクロビオティックに興味を持ち、恭子先生の「ハッピーマクロビオティック教室」を購入していたのです。そのときは他にも数冊マクロビオティックの本を購入しましたが、実際にメニューを作ったことがあったのは恭子先生の本だけでした。そして、本に載っていた体験談でガンが治った方の話を思い出し、すぐに先生に連絡、1月からの途中入室をご快諾いただき、入室いたしました。

 

    診断前の生活

家族は夫と息子2人(当時2歳、6歳)、仕事はパートで保育士をしていました。

【食事】

朝 <主食>白米、食パンなど

    <その他>味噌汁、ウインナーなどの加工食品、バナナなどのフルーツ、

ヨーグルトやカフェオレなどの乳製品、コーヒーや紅茶など

昼 保育園の給食

  <主食>白米、ロールパン、食パン、麺類

  <その他>味噌汁、スープ、肉や魚、野菜、牛乳、フルーツ

夜 <主食>白米、麺類

  <その他>味噌汁、サラダ、肉や魚、買ってきた惣菜など

間食 市販のチョコレート菓子、スナック、ケーキ、アイス、アイスコーヒー、

   砂糖ミルクたっぷりのカフェオレ

   ※園児午睡中の保育士休憩時間は甘いものばかりを飲食していました。

恭子注:悪い食事というより、現代の日本人の平均的な食事ではないでしょうか。

 

 【ライフスタイル】

 ・夜は9時過ぎには子ども達と一緒に就寝、朝5時起床。

 ・仕事は午前9時から午後3時まで。

 ・夏の保育室は常時23℃くらいの寒い環境。寒い日もプールに入りました。

 ・家庭でも夏はエアコンが常に稼働。

 ・お風呂はシャワーだけのことが多かったです。

 ・夫は日々の家事育児にはほぼノータッチ。

 

 

【心の問題】

 私のガンの原因は、一番は心の問題だと思います。最も大きいのはすべてに対する感謝の心がなかったことです。

家族、環境、食事一つとっても、すべては十分満たされており、不自由不足など何一つなかったにも関わらず、満たされているものについてはあって当たり前と考えて感謝ひとつせず、身勝手で傲慢な私は些細な事に神経を尖らせ、いつも何かに不平不満、不足感、不安感を感じていました。いつも周りと比較し、他人との比較の上に成立する優越感や劣等感に振り回される毎日でした。

また、自分の命より大切な子ども達のことも、生まれてきてくれただけで有り難い宝物のはずなのに、周りの子や勤務先の園児たちと比較しては自分勝手に心配を募らせたり、焦ったりしていました。

家庭では、幼少より過干渉だった実母との確執や夫への不満が機会あるごとに心を占拠し、心身ともに疲れ切っていました。100%完ぺきになど出来るはずもないのに、何でも100を目指し、やらなくては、がんばらなくては、と気持ちばかりが先行し、出来なければ手伝ってくれない周りのせいにして、思い通りに動いてくれない子どもにイライラしていました。

私は、過干渉だった母に何でも抑えつけられるようにして育ち、心は萎縮、表立って反抗はできないけれど、反発心は奥底に常にある状態でした。子ども心に非常にストレスを感じながら生きていました。ちゃんと出来ないと叱られた恐怖心が忘れられず、何をするにも母に怒られないように、怒られないようにとびくびくして自信がなかった自分の幼少時を顧みて、わが子にはそういう思いはさせない、と決意し、心がけていたにもかかわらず、母と同じように過干渉になりつつあり、子どもを意のままに支配しようとしている自分に気づくときは本当に嫌でした。ただここにいるわが子をそのまま、ありのままで愛せる母親になりたいのになれない。私のような母親はむしろいないほうが子ども達のためになるのではないかと何度も思っていました。


恭子注:ご自分でちゃんとわかっていらっしゃるように、完璧をひとにも自分にも求めたことでストレスを生んだのですね。
善 : 悪 の比は、6:4 でよろしい、ですね。相手にも6:4でよろしい、と6のいいことがあれば許し、
何よりも自分に対して
6のいいこと、6のやれたことがあれば、4のできないことは許すのです。これがストレスを抱え込まないコツでもあります。

また、子どもをとても可愛がってくれるけれど、家事育児はほとんどノータッチだった夫への不満から、「私が大きな病気で入院でもしたら、仕事しながら家事育児を全部やるこの大変さがわかるかしら」などと思っていました。

恭子先生の教室入室と同時に、先生からの勧めで入会した「ガンの患者学研究所」の川竹代表の言葉に「心は身体の設計図」というのがあります。

私が心で思っていたこと、それがそのままガンになって現れたのでした。ガンは結果であり、その原因は確かに私の中にあり、まさに私のガンは私がつくったのです。

恭子注:原因はすべて自分にあります。原因があって結果があります。
○○のせいと思っていると、治せません。原因が自分にあるからこそ、逆に、自分で治すことができるのです。

 

    入室後の生活

入室後、玄米菜食の食事にすぐに切り替えました。食事を徹底するために仕事は退職、2月上旬に右乳房全摘手術を受けました。

入院先にも玄米や三種の神器、梅干、ジェイソンティーを持ち込み、病院食は一切食べずに恭子先生のレシピで入院8日間を乗り切りました。おかげさまで手術は幸いとても上手くいき、リンパ転移もありませんでした。痛みも大きな出血もなく、傷口の治りもよく、順調に退院となりました。もし、手術前2か月間を普通に過ごしてしまっていたら、手術の内容も結果も違っていたと思っています。入室したばかりの私に、電話やメールで一つ一つ丁寧にご指導下さった恭子先生のおかげです。

恭子注:三種の神器とは、「岡田恭子のハッピーマクロビオティック教室」日東書院の中にある、体質改善の特効のある
ひじき蓮根、きんぴら、しぐれ味噌、のことです。
命がかかっているような重病の時の入院中は、しっかり、玄米菜食をするといいです。
この頃は、レトルトの玄米、玄米クリームなど、の市販製品もあります。
また病院側も患者の希望を受け入れてくれるところも出てきました。
入院、手術前に玄米菜食を実行したことによって、ガンも小さくなっていた可能性があります。
また、手術によるダメージ(合併症など)も少なかったと私は確信します。

【食事】

朝 梅生ジェイソンティー

昼 <主食>玄米(黒豆、雑穀入り)

   <その他>けんちん汁、先生のレシピを中心にした菜食

夜 <主食>玄米(黒豆、雑穀入り)

  <その他>けんちん汁、先生のレシピを中心にした菜食

間食 玄米を美味しくしっかり食べていると、間食したいと思わなくなりました。

 

 【ライフスタイル・身体の変化】

 ・午後9時就寝、4時起床。目覚ましなしで目が覚めるようになりました。

恭子注:このマクロビオティックの食事に切り替わると、朝、小鳥とともに目が覚め、目が覚めると同時に動けるという体の軽さを実感してもらえます。

 ・起床後は自然療法による手当て、ウォーキング。

 ・とにかく身体を冷やさないことに気を付けるようになりました。

 ・今年の夏は日中ほとんどエアコンを使わず過ごせました。

 ・入浴前に必ず半身浴をするようになりました。

 ・夫が家事育児に非常に協力的になりました。

 ・家族の食事は白米が五分づき米になり、砂糖の使用料が激減しました。

 ・子ども達が風邪を引く頻度が減りました。

 ・大きな便りは最初2か月は一日3回、3か月目から一日2回。

 ・玄米菜食になって8カ月目くらいから、大きな便りが起床後すぐに出るように。

恭子注:大きい便りは、朝食をしっかり食べることにより、ところてん式に出るのではなく、
朝の目覚めとともに、排便したいとなるのが、理想の健康状態です。

 ・体重は7カ月間でマイナス6キロ、8カ月経った今は下げ止まって平行線。

恭子注:悪い身体の細胞は一度は、壊す必要があります。
それがやせる期間です。
それが終わると、同じ内容、同じ量の玄米菜食をしていても体重は下げ止まり、あるいは、太り始めます。
これが不思議なことなのです。

 ・食事を変えた当初吹き出物が顔に少しでました。

 ・身体のだるさ、倦怠感が3カ月ほどでピークになりました。

恭子注:この陰性反応のだるさは、皆、こたえるもので、このとき、一人で孤独にやっていると、玄米菜食があわない、と思ってやめてしまう人が出ます。この方も、いいことは何にもない、と自暴自棄になりかけました。
より良くなっていることは必ずありますので、それを自覚し、それを信じ続けることが大事な時期です。
種を地面に撒いたら、芽が出るまで待たないといけないつらい時期でもあります。
私も玄米菜食にして、1年間はだるいままでした。
でもほかに肝機能指数が劇的によくなったとか、良いことがあったのです。

  今も倦怠感はありますが、かなり動けるようになりました。

 

【心の問題】

 私のガンは自分でつくったものです。自分でつくったものは自分で治せる。
そして食で運命は変わる。

まだまだ勉強は始まったばかりですが、ガンになったおかげで、自分が今までいかに傲慢で自分勝手に生きてきたかに気づくことができました。すっかり一人でなんでもやってきたつもりになっていましたが、周りで支えてくれた人たちがいたから、恵まれた環境があったからここまで生きてこられたのです。あって当たり前なものなどありませんでした。そして何事にも「天与の分限」がある。それに気づかず、感謝もせず、次々に自分の器を超えたものを欲しがり、不平不満だらけでいた私に、神様がガンというかたちでメッセージを下さったのです。「ガン」という大きな病でも与えなければ一生気づかないと思われたのでしょう。

恭子注:病は神様からのメッセージです。
それに気が付かれたのは素晴らしい方です。

 そして、ガンになったということは、今までの過ちに気づき、修正し、神様の役に立つ人間に生まれ変わってほしいと期待されているのだと思います。それにちゃんとこたえられる生き方を今からしていけば、必ず運命はよい方向へ変えられると信じています。

恭子注:そうです!
必ず運命は良い方向に変わります。

 今生きていることへの感謝、今日無事に過ごせたことの感謝、人生はその連続だということを恭子先生から何度も学ぶ中で、一日一日を丁寧に生きる意識を持てるようになりました。恭子先生のお料理教室はただマクロビオティック料理のレシピを習う教室ではありません。料理を通じて、生き方や考え方を修正していくことを教えていただいています。道具の扱い、玄米の洗い方、計量の仕方、野菜の切り方、空き缶の洗い方一つ一つを丁寧にしていくことで、それは自分自身の命を、この地球を丁寧に扱うことにつながり、自分の周りの自然、食べ物、文明などすべての十分な恵みに日々気づき、満足し、感謝することができるようになるということが分かりました。料理もただするのではなく、食べてくれる家族の健康を想いながら心をこめてする。家族は一緒にいてくれるだけでありがたい存在なのだとあらためて実感しています。

 子育て真っ最中にガンが分かり、来年私はここにいられるのだろうか、この子達の成長する姿を私はもう見ることができないのかと泣いて泣いて泣き明かしました。しかし、今はむしろ子育て中に自分の過ちに気づける機会を与えられて幸せだと思っています。周りと比較し、早く早くとなんでも急き立て、目を吊り上げてばかりいるお母さんでいるより、ただこの子達がいてくれるだけで幸せ、ありがとうと思える私になれる機会をいただけたのです。母や夫との関係も、私の物事のとらえ方、解釈ひとつでどうにでも良くしていける、過去のことも修正できるということも分かりました。

 いろいろなことにまだ気づいたばかりで道のりはまだまだ長く、反省ばかりの日々ですが、気づかないでいた以前より全然マシ、心も身体も昨日より、一か月前より、一年前より全然良くなっている、と感じています。身体の声をよく聴き、少しでも良くなっていることに感謝することを教えてくださったのも恭子先生です。ガンへの恐怖心や不安感で心が疲弊し、身体の倦怠感も重なって精神的にどん底だった私の手を取り、いつも一緒に歩いてくださっている恭子先生に心から感謝を申し上げます。これからも人生の学びを深めていきたいです。後期もよろしくお願いいたします。

 

 



 恭子からひと言
私は、病は神様からのメッセージ、贈り物、と言われても、病気に感謝できるようになるまでは、何年も何年もかかりました。
今でも基本的に、病気はイヤです。
この方の方が、もう私を超えた悟りを得ています。

3か月くらいのだるさが抜けてき始めた8か月後は、お顔の望診をしてもとてもいいきれいなお肌になりました。
感謝も心からのもので、もう何も言うことはありません。
もう再発はないでしょう。
おめでとうございます!
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ガンが治った、考え方改善